「半値戻しは全値戻し」という言葉が証券界にはあるそうです。半値戻せば、その株は比較的強い株なので、
元の株価まで戻る可能性が高いというのです。これに対し、下げた後に少し上がる動きをリバウンドとか自律反発と呼んでいます。
それでは、この自律反発の目安はどのくらいなのでしょうか。一般的に言われているのは、1/3です。
特別な原因がなければ、株価が下落幅の1/3までは戻すことが多いというのです。
戦術として、何か根本的な原因があるのでなければ、悪くても1/3までは戻るだろうとみて買い増すことも考えられます。
そこで今度は自律反発の1/3戻しを期待した買い増し作戦を考えてみます。
先ほどの株数一定で買い下がる投資法では、株価が騰落率rだけ下落するごとに1株(ここでは簡単のため1株としていますが、
正確には同数)ずつ買い増しをしていきましたが、今度は1回目の買い増しで1株,2回目の買い増しで2株、というように購入単位を増やしていきます。
1回ごとの増やし方はダランベールの賭け方と同じですね。株の総数はn回目の買い増しの後、
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