グランマーチンゲール
マーチンゲールのバリエーションの一つで、大マーチンゲールとも呼ばれます。
まず1だけ賭け、負ければその倍の2+1の合計3、さらに負ければ倍の6+1の合計7、と賭けていく手法です。
1回目で勝てば1、2回目では2、3回目では3を得ることができます。つまり、試行回数×1の儲けを狙う攻撃的な手法ですが、
マーチンゲールより破たんのリスクは高くなります。3回目までの場合を考えてみましょう。
3回目までに勝つすべての場合と3回目も負ける場合とを確率の重みを賭けて平均すると、損益は
となって、平均的にはやはり0となります。ただし、負けた場合の損失はマーチンゲールよりも大きくなります。
例えば4回連続負けたとすると、マーチンゲールでは負けた額は24-1=15ですが、グランマーチンゲールでは
となって、26に膨れ上がります。
パーレー
マーチンゲールとは反対の手法で、逆マーチンゲールとも呼ばれます。パーレーは1を賭けた後、勝てばその倍の2、
さらに勝てばその倍の4と賭けていき、負ければ1に戻すという手法です。3回目までを表にまとめると次のようになります。
負ければ一旦終了し、勝てば勝負を続けますが、3回目で勝った場合はいったん中断してそれまでの損益の平均を計算します。
表を見ると、マーチンゲールの損益を入れ替えた関係にあるので期待値は同じく0であることがわかります。
パーレーでは、勢いのあるときに強気にどんどんつぎ込む方法です。賭けごとには「ツキ」が来て乗ってくる状態になるときがありますが、
それと同じですね。ただし強気になるのはよいのですが、勝ち続けてもそのたびに賭ける額が大きくなるために、負けた途端に損(-1)となります。
パーレーでは途中で切り上げて獲得金をしっかりと自分のものにすることが必要でしょう。いつまでも勝ち続けるわけはありませんから。